今週から新馬戦開幕、クラス再編成と競馬は夏仕様に。馬券のポイントをチェック!
競馬において1年の区切りは東京優駿(日本ダービー)。すべての関係者が日本ダービー翌日から来年の日本ダービーに向けて始動するからだ。それに合わせて競馬番組もガラッと雰囲気を変える。その大きなポイントは二つ。
まず一つ目は「2歳新馬戦」がスタートする。来年のダービーを目指す2歳馬が今週から続々デビュー。まだ超S級の大物は出走しないが、それでも若駒のフレッシュな走りは楽しみ。今から来年のダービー候補を探すのも悪くない。ただし新馬戦は馬券的には避けたいレース。「素質はあるが走ってみないとわからない」というような馬に、大事なお金を投ずることはリスクがあるからだ。
馬券的に面白いのが二つ目のポイントである「クラス再編成」だろう。このクラス再編成とは
・4歳馬の収得賞金が半額扱いとなり下のクラスに下がること
・3歳馬と4歳以上の古馬が同じレースに出走すること
の2つに要約されるが、このクラス編成を待っていた4歳馬が絶好の狙い目といわれてる。
例えば先週まで「4歳以上1000万クラス」にいた4歳馬は、クラス編成で3歳以上500万クラスに降級となる。となると前走1000万クラスで2着となった4歳馬が、今週から500万クラスに下がり、500万クラスを勝ちあぐんでいた馬や3歳馬と戦うようになるのだ。
この実力差は歴然であり、馬主にとっても厩舎関係者にとっても「勝つチャンスが増える」わけで美味しい話なのである。
他にこのクラス再編成を利用した例を挙げると、前走で500万クラスを勝った4歳馬が1000万クラスを使わず、今週の「降級」まで待機すれば、前走に続いて再び500万クラスに出走できるのだ。
6月4日(土)東京7Rの3歳以上500万下には、前走500万クラスを勝利してここまで待機していた4歳馬が3頭も出走する。