あの武豊も「弱気」!? 少頭数、世界制覇の可能性……安田記念・モーリスの絶対的存在感にまさかの発言?
5日の安田記念の主役、モーリス。日本と香港でG1をすでに4勝し、今回も圧倒的一番人気に推されることは間違いない。
今や「世界のマイル王」といっても過言ではないレベルの強豪となったモーリス。出走頭数は12頭とG1競走としては非常に少なくなったのも、同馬の存在が大きいとしか言いようがない。
そんなモーリスの強さを如実に表すのが、ディサイファでこのレースに挑戦する武豊騎手のコメントである。武騎手は「週刊大衆」(双葉社)で連載コラムを持っているが、その中で安田記念に対する意気込みをこう語っている。
「あの馬の強さは、ちょっと次元が違いますが(苦笑)、パートナーの力と、競馬は何が起こるかわからない……という言葉を信じて、ゴールを目指します」
穏やかな表情ながら、どちらかというと強気な発言をする武騎手だが、今回ばかりは相手が世界レベルの馬ということで、なんとも弱弱しい。もちろん勝負を投げたわけではないだろうが、それだけ今回の”主役”が抜けているということだ。
一部では、今回モーリスに騎乗するT.ベリー騎手への不安も囁かれているが、武騎手のコメントを見る限り、大抵の理由では崩れることはなさそうである。今年の安田記念をめぐるあらゆる動きが、モーリスの強さ、その存在感を証明している。
G1すらも単なる「通過点」となってしまうモーリス。安田記念でどのようなレースを見せてくれるのか、本当に楽しみだ。