【TCK女王盃(G3)展望】JRAプリンシアコメータVS大井の女王ララベルが再び一騎打ち!注目の”因縁対決”に伏兵陣も虎視眈々……

 24日には大井競馬場でTCK女王盃(G3、ダート1800m)が開催される。

 今年で第21回を迎える牝馬ダート路線の開幕戦。ここ5年の勝ち馬にはホワイトフーガやサンビスタといったダート女王の名もなお連ねており、1年の牝馬ダート路線を占う重要な戦いとなっている。今年も路線の中心を形成しそうなメンバーが集結。年明けから、女同士の熱戦が期待できそうだ。

 中心にはリベンジを目論むJRAのプリンシアコメータ(牝5歳、美浦・矢野英一厩舎)を推したい。

 重賞初挑戦がG1となった昨年のJBCレディスクラシックでは、最後の直線で大きな不利がありながらも2着を確保。格上挑戦にも関わらず、最後の直線での手応えは抜群でレース後、武豊騎手が「あの不利がなければ」と嘆くほど、痛い不利だった。

 その後、昨年末のクイーン賞(G3)を楽に逃げ切って重賞初制覇。3馬身差の完勝で、改めて前走がフロックでなかったことを証明している。今回は、そのJBCレディスクラシック以来となる女王ララベルとの対決。前回不利がありながらもアタマ差の接戦だった相手に対して2kgの斤量差は大きく、横山典弘騎手との新コンビにも注目だ。

 迎え撃つ地元・大井の女王ララベル(牝6歳、大井・荒山勝徳厩舎)は、再度貫禄を見せつけたいところだ。

 交流重賞の実績こそなかったものの2歳と3歳時にNAR(地方競馬全国協会)の最優秀牝馬を受賞するなど、地方競馬の高い期待が集まっていたララベル。その真価がついに現れたのは昨年のJBCレディスクラシック。中央の強豪を押し退けて優勝し、レース史上初の地方勢の優勝ということで歴史にその名を刻んだ。

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