【根岸S(G3)展望】優先出走権をめぐる争いにも要注目!好メンバーが集結するレースを制するのは?


 アキトクレッセント(牡6、栗東・清水厩舎)はここにきて調子を上げてきている。休養明け初戦となった3走前のグリーンチャンネルC(OP)では4着、2走前の武蔵野S(G3)ではハンデがあったとはいえ格上相手に3着、そして前走のギャラクシーS(OP)でOPクラスに昇級してから初めての勝利を掴んだ。好位追走からの抜け出しというダート戦での正攻法を貫きここまで上り詰めてきた玄人で、その勝ち方には派手さこそないもののある程度の計算が立てられる。得意の1400m戦ならば連勝での重賞初制覇も十分にあり得るだろう。

 このほかでは近走の内容ではその勢いに陰りが見えるが、実績面を考えれば上位の存在となるベストウォーリア(牡8、栗東・石坂厩舎)、前走は結果が出なかったが重賞で好走を続けているキングズガード(牡7、栗東・寺島厩舎)などのベテラン勢も侮れない。

 フェブラリーS(G1)に向けてのたたき台として、出走や優先出走権を目指しての出走など、各陣営で思惑は違うが、本番を占う上での重要なレースとなる根岸S(G3)。28日(日)15時45分に東京競馬場で発走予定となっている。

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