武豊リスグラシューに川田グレーターロンドン、アドマイヤリードルメール……実力伯仲「東京新聞杯(G3)」が早くも話題
2月4日(日)に開催される東京新聞杯(G3)。安田記念(G1)やヴィクトリアマイル(G1)と同じコースで行われるため、このレースで勝利、もしくは好走した馬はそのままマイル重賞路線を進み、本番を迎えることが多い。
マイル路線を占う上では外すことできない一戦だが、飛躍を狙う素質馬が集結するため、荒れることも多いレースとして知られる。そして今年は、例年以上に実績ある競走馬たちが集結すると話題になっている。
今年は、昨年のヴィクトリアマイル(G1)を制したアドマイヤリード、重賞での好走が目立つグレーターロンドン、ニューイヤーSで約2年3カ月ぶりの勝利を飾ったダノンプラチナ。そしてさらに昨年のクラシックで奮闘したリスグラシュー、朝日フューチュリティS(G1)を制したサトノアレス、弥生賞(G2)を優勝したカデナなど実績ある馬たちがずらり。この他にもダイワキャグニー、ガリバルディ、クルーガーなどが顔を揃えるようだ。
「東京新聞杯はここ10年1人気になった馬が勝利をしていないことで知られています。それほど実力伯仲の馬が出走するということですが、これほど豪華なメンバーが集まるのは近年でも稀でしょうね。どの馬が優勝してもまったくおかしくはないと思います」(記者)
また出走する馬のみならず、注目されるのはその鞍上だという。
「前走の府中牝馬S(G3)で戸崎圭太騎手とタッグを組んだアドマイヤリードにはC.ルメール騎手が復帰。グレーターロンドンは田辺裕信騎手から川田将雅騎手へ。その田辺騎手はダノンプラチナに騎乗。そしてリスグラシューは福永祐一騎手から武豊騎手の手元に戻り、福永騎手はお手馬のカデナで復活勝利を目指すと見られています。まだ予定ではありますが、ほかにも鞍上の交代が行われるようです。
近代の競馬はお手馬がいないことが指摘されることも多いですが、今回はそれを象徴するかのようなレースになりそうですね」(前出。同)
今年は新タッグでレースを迎えることも多そうな東京新聞杯。ライバルたちを先んじるのはどの馬になるのだろうか? 出走が今から待ち遠しい。