【共同通信杯(G3)展望】大器・武豊グレイルが「皐月賞馬当確レース」へ出陣!? 良血馬揃いのクラシック戦線で「第2のキタサンブラック」出現か
その名が示す通り、父は2008年の菊花賞馬オウケンブルースリ。数少ない産駒の中から本馬のような素質馬が現れたのは、父子2代を所有する福井明オーナーの執念の賜物か。デビュー戦で敗れたものの、未勝利戦を6馬身差の圧勝。前走の500万下も力強く勝ち切った。スピードが問われる東京の1800mが歓迎というタイプではなさそうだが、仮にここを勝ち切るようなら「第2のキタサンブラック」になれる可能性もある。キタサンブラック同様、血統は渋いの一言。応援したくなる存在だ。
他にも重賞で好走歴のあるカフジバンガード、未勝利戦を勝ちあがったアメリカンワールドやジャックローズもまだまだ見限れない存在。ディープインパクト産駒のブラゾンダムールも巻き返しが期待できそうな伏兵だ。
評判馬揃いの3歳世代だが、個性的なメンバーが集った感のある今年の共同通信杯(G3)。冒頭で触れた通り、データ的には今年は皐月賞馬が出る番だけにレース内容はしっかりチェックしておきたいところだ。発走は11日の15時45分に予定されている。