打倒ゴールドドリームに木原調教師激アツ! テイエムジンソク陣営の悪夢とは
「何で負けるんだ……」
昨年のチャンピオンズC(G1)。わずかな差でゴールドドリームに敗れたテイエムジンソクの鞍上で、古川吉洋騎手はこうつぶやき天を仰いだという。
レースでは逃げるコパノリッキーをピタリとマークして2番手につけていたテイエムジンソク。最後の直線で加速し、逃げ粘るコパノリッキーをなんとか交わし、先頭に立った……と思った瞬間、大外からゴールドドリームが強襲。G1初制覇は露に消えた。
「レース後、テイエムジンソクを管理する木原一良調教師はゴール前で勝利を確信し、『ガッツポーズをしようとした瞬間にゴールドドリームがきた』と周囲にこぼしていたそうです。たしかに各馬が一杯になったように見え、大勢は決したと思いましたからね。まさに天国から地獄に落ちた気持ちを味わったのでは?」(現場記者)
一度は手に入れたと思った栄光がスルリとその手から逃れてしまったテイエムジンソク陣営。その忸怩たる思いを胸に秘め、今年は1月の東海S(G2)で早々と始動。単勝1.3倍の人気に見事に応え、フェブラリーS制覇に向けて万全をアピールしている。