ウオッカの仔「今度こそ……!」高額馬揃いの週末OP&500万下にクラシック狙う3歳集結
そして翌日の25日(日)にも、クラシック戦線に殴り込みをかけたい素質馬が阪神競馬場で行われるすみれSに出走する。昨年末に新馬戦で勝利を上げたキタノコマンドールだ。
”世界のキタノ”に名付けられた同馬は父がディープインパクト、母はベネンシアドール、母父はキングカメハメハという血統を持ち、一昨年前のセレクトセールにて1億9000万で落札された。
前走の新馬戦ではC.ルメール騎手が騎乗して勝利こそ収めたものの、ゴール手前で内側に斜行。このため3頭が、進路が狭くなるなどの不利を受けたとして、ルメール騎手には開催日4日間を含む8日間の騎乗停止処分が下されていた。
この強引な騎乗は多くの批判を呼んでいたが、今回はルメール騎手から福永祐一騎手へ乗り替わり。今度こそ、後味の悪い勝ち方ではなくクリーンな騎乗で快勝する姿を見せてほしいところだ。
その同馬のライバル筆頭はコズミックフォースだと考えられている。前走の京成杯(G3)では後ろからの競馬を展開し、上がり最速35.4秒の末脚でトップに迫るも惜しくも0.1秒差の2着。このレースで騎乗機会重賞4連勝がかかっていた戸崎圭太騎手とともに涙を飲んでいた。今度こそ勝利の美酒に酔いたいはずだ。
500万下とOP戦だが、ここで結果を残すことができれば、その先にはクラシックが待っているはずだ。話題性が高く早くから注目を集めていたタニノフランケルとキタノコマンドールはレースを勝ち上がることができるのだろうか? 好走を期待したい。