武幸四郎、田中博康など新人調教師7名を徹底解剖。管理馬、馬主、デビュー週の勝負馬は?
林徹調教師も元調教助手として本間忍厩舎、加藤和宏厩舎、田子冬樹厩舎、矢野英一厩舎で9年間を過ごした。管理馬は社台ファーム、ノーザンファーム、追分ファームの生産馬を中心に社台グループのクラブ馬が揃う。解散した厩舎からの移籍馬がほとんどだが、オープン馬のユキノアイオロスなどは即戦力だけに注目したい。今週は土曜中山9レースに二ノ宮厩舎から移籍したクレッシェンドラヴが出走する。
最後の一人は和田勇介調教師だ。厩務員や調教助手として田村康仁厩舎、久保田貴士厩舎、中川公成厩、高橋裕厩舎を渡り歩いた。解散した二ノ宮調教師の大学の後輩という立場でもあり、二ノ宮厩舎からは22頭が和田勇介厩舎に転厩している。また小島太厩舎からもオープン馬のサンマルデュークなど20頭が転厩しており、なかなか人気のようだ。今週は土曜中山6レースにショウナンワダツミ、日曜中山1レースにシモンズが出走。
7人の新調教師は経歴も実績も人脈もそれぞれ違い、スタートラインもかなり差が開いているようだ。どんな厩舎運営をするのか、どんな成績を上げるのか非常に楽しみだ。