JRA「親子鷹G1」に望みを託せ! 金鯱賞(G2)ヤマカツエースで池添一家「3連覇」狙う
3月11日(日)に中京競馬場で開催される金鯱賞(G2)。ここに復活をかけて、10Fの鬼ヤマカツエース(牡6、栗東・池添兼雄厩舎)が出走する。
昨年から大阪杯がG1昇格を果たしたため、前哨戦として3月に移設されたこのレースでヤマカツエースは”変則連覇”を達成。本番の大阪杯(G1)では3着ながら、ダービー馬・マカヒキ、香港ヴァーズ(G1)覇者サトノクラウンに先着するなど得意の距離で強さを見せた。
だが、1人気に支持された札幌記念(G2)で3着と足元をすくわれてしまうと、続く天皇賞・秋で11着、ジャパンCは8着、暮れの有馬記念で10着とG1競走3連戦で目を覆いたくなるような惨敗を喫してしまった。
「昨年の後半は、特に自信があったであろう10Fの札幌記念での敗戦と、天皇賞・秋での惨敗が大きく尾を引いた形になりましたね。嫌なイメージを払拭するためにも、これまで2戦2勝と相性のいい競馬場と距離で好走し、本番である大阪杯に向かいたいところでしょう」(競馬誌ライター)
そのヤマカツエースは7日、栗東トレセンのCWコースで追い切り。助手を背に乗せて、6F81.0-66.0-51.7-38.6-11.6秒を終い一杯追われて記録している。管理する池添兼調教師は「競馬ラボ」の取材に、乗り手は太いと感じたかもしれないとしつつも「ここを目標にやってきてるし、このひと追いで態勢は整ってくると思う」と語り、さらに「このレースは連覇中。一番いい条件だし、今年も頑張って欲しい」と期待を込めている。