JRA短期免許F.ミナリク「ナイスガイ」っぷりで評判上々……亡き親友とともに果たす「約束」
2月7日(水)から4月2日(月)まで短期免許を取得して来日しているF.ミナリク騎手。ここまで4勝をあげ、さらには共同通信杯(G3)で10番人気だったエイムアンドエンドで3着に入線、さらに2月24日の富里特別では11人気のベアインマインドで勝利をおさめるなど、人気薄の馬を上位に持ってくることも多い。
ドイツでリーディング1位を4度も獲得した手腕を思う存分発揮しているミナリク騎手。だが、これまで3度も来日しての経験があったものの、ここまで長期間滞在するのは今回がはじめてのことだ。このことを不思議がっていたファンも多かったが、その理由のひとつに今は亡き親友との約束があったと競馬ジャーナリスト・平松さとし氏が明かしている。
ミナリク騎手が短気免許取得するきっかけとなったその人物は、イタリア人騎手のダニエレ・ポルク氏。ふたりが厚い交流を交わすようになった経緯などは平松氏の記事を拝読していただきたい。ともあれ、親友という間柄になったふたりは、ジャパンカップ(G1)のタイミングで度々来日。そして回を重ねるごとに『ハイレベルでエンターテインメントな日本の競馬にもっと乗りたい』と話し合っていたそうだ。
だがその夢をかなえることなく、今年の初旬にポルク騎手はガンのために惜しまれつつこの世を去ってしまう。そしてそれを機にミナリク騎手は、形は違えども亡き親友と交わした約束を交わすべく、日本へ来日して騎乗することを決意したそうだ。