JRA池添謙一騎手「号泣」の重賞勝利!? インタビューで「目が真っ赤」なのは武豊騎手や戸崎圭太騎手も悩ませるアノ症状?
10日に行われた中山牝馬S(G3)は、6番人気のカワキタエンカ(牝4歳、栗東・浜田多実雄厩舎)が逃げ切りで重賞初勝利を上げた。
鞍上の池添謙一騎手が大外枠から果敢にハナを切ると、レースのペースを支配。1000m通過が61.3秒(稍重)という絶妙なラップを刻むと、最後の直線でも勢いが衰えることもなく、まんまと逃げきった。
レースを見守った浜田多実雄調教師が「勝ったことには驚きましたし、今日はジョッキーが上手く乗ってくれました」と、その騎乗ぶりを絶賛。カワキタエンカは重賞を制して賞金を加算できたことで、春の女王決定戦ヴィクトリアマイル(G1)挑戦が現実味を帯びてきた。
一方、会心の騎乗を見せた殊勲の池添騎手が勝利騎手インタビューに現れると、周囲が少しざわついた。
勝利騎手を紹介するアナウンサーの声に「ありがとうございます」と応える池添騎手。その目は赤く腫れており、時折、鼻を啜る音も聞こえる。これまで大きなレースを勝った際は、その感情を素直に爆発させてきた池添騎手だけに、まさかあまりに完璧なレースぶりに感極まってしまったのだろうか。
それとも長期滞在中の関東で結果を残せたことが、それほど嬉しかったのだろうか……。