高松宮記念「サイン」は宮沢りえと森田剛の”ご祝儀馬券”で決まり!? プレゼンター山崎育三郎が暗示する「大波乱」の結末とは
この一点勝負でも面白いが、サイン的にはもう1つ着目しておきたい点がある。ゲストプレゼンターの俳優・山崎育三郎の存在だ。
サインにおいてプレゼンターからヒントを得るのは定番中の定番。その分、空振りも多い。しかし、今年行われた唯一のG1フェブラリーSでは、プレゼンターを務めた小島瑠璃子の曲『みんなのゆめ』が大的中。ノンコノ「ユメ」とゴールド「ドリーム」で決まったのだから、さすがにこの”流れ”は無視できないだろう。
山崎育三郎といえば、『FINAL CUT』(フジテレビ系)が13日に最終回を迎えたばかり。それも山崎は、事件の最終的な真犯人という重要な役を演じている。主人公の母を自殺に追いやった「12年前」の殺人事件の犯人である。
この12年前、つまりは2006年の高松宮記念を制したのはオレハマッテルゼだ。実は今年のオーシャンS(G3)を制して本番に挑むキングハートが、何を隠そうオレハマッテルゼ産駒である。
種牡馬として、決して成功しているとは言い難いオレハマッテルゼの産駒で、唯一の現役重賞勝ち馬。その希少性も高く「ミュージカル界のプリンス」と名高い山崎だけに「プリンス=キングハート(王の心)」という点も後押しになるだろう。これは強力なサインだ。
さらに当時の2着馬ラインクラフトは桜花賞馬。この点を考慮すると、昨年の桜花賞馬レーヌミノル、2015年の桜花賞馬レッツゴードンキも当然マークが必要。当時の3着馬のシーイズトウショウも桜花賞2着馬だけに、2頭とも引き連れてくる可能性も考えられる。
2つのサインに共通しているレッツゴードンキ、強力なプッシュを感じるキングハートを筆頭にレーヌミノル、リエノテソーロが絡めば十分な高配当が期待できそうだ。「混戦」と言われている今年の高松宮記念だけに、あながちあり得ない組み合わせでもないだろう。
とはいえ、常識的に考えれば強烈な末脚を持つスプリント王レッドファルクスが頭1つ抜けた存在。最後の最後で極上の『FINAL CUT』(最後のキレ味)を見せつけられてしまう展開にならなければいいのだが……。