高松宮記念(G1)本命サイド「全切り」!? 女王桃井はるこが推す「超絶穴馬」にゴクリ
いよいよ今年も中京競馬場の”電撃戦”高松宮記念(G1)で、春のG1シーズンが幕を開ける。昨年はセイウンコウセイが強力なライバルたちをねじ伏せてG1初制覇を達成。今年は連覇を狙う同馬をはじめ、惜しくも昨年は涙を飲んだレッドファルクス、レッツゴードンキなどが雪辱を果たすべくスタンバイ。混戦模様を呈している。
その難解なレースを読み解くべく、GJのレギュラー出演者・桃井はるこさんにお越しいただき、見解をうかがった。今年の初G1・フェブラリーSの前に行ったインタビューでは、推したノンコノユメ、インカンテーションが上位に進出するなど抜群の冴えを見せた桃井さん。今回のレースではどの馬が上位に来ると考えているのだろうか?
――今週末の高松宮記念から春のG1戦線が幕を開けますね。
桃井はるこ:そうなんですよ! 先月はその前哨戦に位置づけられている阪急杯(G3)を現地で観戦しました。レース開催前日に関西で開催された、『アニソンparty-Level 8-』に出演させていただいたんです。そして次の日に帰京する予定だったんですが、帰る前についでなので阪神競馬場に寄ってから帰ろうと思いまして。
はじめてひとりで阪神競馬場に向かい、UMAJOスポットにも行きました。関東の競馬場ではこのスポットから直接馬の姿が見えないこともあるんですが、阪神競馬場はパドックまでバッチリ。さらに双眼鏡まで常備されていたので、非常にサービスがよかったですね。
当日は9Rで話題のキタノコマンドールが無傷の2連勝を達成。そしてメインでは応援していた武豊騎手が騎乗するダイアナヘイローが、1番人気のモズアスコットをハナ差で抑えて見事に勝利! どちらも現地で観戦できて、本当に楽しかったです。
――高松宮記念に向けて下調べも万全ですね。さて、今回はそのダイアナヘイローに敗れたレッドファルクスが1番人気になると予想されています。
桃井はるこ:そうなんですよ~。たしかにレッドファルクスは、芝1200mのレースならスプリント自慢の馬たちの中でも頭一つ抜けた存在。人気を集めると思うんですが……。私の応援したい馬ではないんです。
ズバリ、私の中では今回のレースで推したい馬は唯一の海外馬ブリザード!! 昨年のスプリンターズS(G1)では5着入線、年末にあった香港スプリント(G1)でも3着と実績も十分です。
海外馬ということで人気薄だと予想されているようですが、香港のスプリント戦線はレベルが高い。2015年には香港馬のエアロヴェロシティが、ハクサンムーン、ミッキーアイルを抑えて勝利したこともありました。一線級の成績を残しているブリザードが、今回上位に進出してもなにもおかしなことではないですよ。
スプリンターズSではG.モッセ騎手が騎乗しましたが、レース後に『スタートで出遅れ、進路を失ってしまった』と話していました。今回は同じ轍を踏まないように陣営も対策をしているはず。香港のスプリント馬をあなどると痛い目を見るかも!?