【大阪杯(G1)展望】「新王者」スワーヴリチャードVS「復権」サトノダイヤモンド!キタサンブラックに次ぐ「競馬界の主役」を決める戦いが開幕!

 その皐月賞でペルシアンナイトを負かしたのが、皐月賞馬のアルアイン(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。

 昨春は毎日杯(G3)と皐月賞を連勝してクラシックの主役に躍り出たアルアインだったが、距離が延びるにつれて成績が下降。菊花賞(G1)では2番人気ながら7着に惨敗した。

 しかし、今年の始動戦となった前走の京都記念ではレイデオロを抑えて2着を確保。改めてトップクラスの力を示している。ドバイ開催の影響もあって、ライバルに乗り替わりが目立つ中、今回が2戦目となる川田将雅騎手とのコンビだけに前進が見込めそうな点は大きい。

 他にも中山記念(G2)を制したウインブライト、AJCC(G2)の勝ち馬ダンビュライト、セントライト記念(G2)でアルアインを負かしたミッキースワローなど活きのいい4歳勢に加え、昨年3着のヤマカツエース、復活を期すゴールドアクターなど伏兵陣も充実。まさに古馬王道路線の開幕を告げるに相応しいメンバーが集結した。
 
 本命スワーヴリチャードを筆頭に、数と質で圧倒する「強い4歳馬」が堂々の世代交代を告げるのか。それともキタサンブラックとしのぎを削ったライバルたちが、先輩の意地を見せるのか――。今年の競馬を占う重要な一戦・大阪杯(G1)は、4月1日の15時40分に発走予定だ。

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