大阪杯(G1)アルアインが「今年盤石」川田将雅で上位必至? 「代役男」が競馬界の頂へ
4月1日に春古馬三冠の初戦・大阪杯(G1)が阪神競馬場で開催される。昨年はキタサンブラックがライバルたちを歯牙にかけず快勝し、古馬王道を席巻。今年もこれからの中長距離路線を占う一戦と位置づけられており、豪華なメンバーが顔を揃え、大きな注目を集めている。
そんな中、この一戦にとくに力を入れている厩舎がある。それが池江泰寿厩舎だ。
今回、池江厩舎は、戸崎圭太騎手とサトノダイヤモンド、幸英明騎手とサトノノブレス、福永祐一騎手とペルシアンナイト、そして川田将雅騎手とアルアインの計4頭が出走を予定している。どの馬も一線級の成績を残しているだけに人気を集めることが予想されるが……。
中でもアルアインと川田騎手のタッグには期待を抱く者が多いようだ。
昨春は9番人気の低評価を覆して皐月賞(G1)を制したアルアイン。だが、日本ダービー(G1)を5着で終えると、秋初戦となるセントライト記念(G2)ではミッキースワローに完敗。最後の1冠、菊花賞(G1)では不良馬場の影響もあって7着と、後半は伸び悩む形で3歳シーズンを終えた。
アルアインは昨年の結果から「早熟疑惑」さえも囁かれた。だが、今年初戦となった京都記念(G2)では川田騎手を背にレイデオロ、モズカッチャンらを抑えて2着入線。疑念を払拭する走りを見せつけている。
「鞍上がC.ルメール騎手ではなかったものの、世代を代表する強さを持つレイデオロに先着したのは評価できるでしょう。そのアルアインは一週前追い切りで川田騎手を背に、重馬場のCWコースを84.7-68.6-53.2-38.7-11秒のタイムを記録。軽やかな動きを見せており、状態に川田騎手も納得していたとのこと。これまで2000m前後のレースでは好成績を残していますから、2000mの大阪杯でも好走が期待できそうですよ」(競馬誌ライター)
復活の狼煙をあげつつあるアルアイン。今年はファインニードルで高松宮記念(G1)を制覇したのを始め、すでに重賞を4勝するなど好調の川田騎手とともに約1年ぶりの大舞台制覇へ向かう。