JRA福永祐一×ペルシアンナイトで「不調」池江泰寿厩舎に勢い? 「袖にした」男に一矢報いる
4月1日に阪神競馬場で行われる大阪杯(G1)。今年は有力馬が集結し、ハイレベルな戦いが繰り広げられると予想されている。そのメンバーの中で、改めて存在感を示したいタッグがいる。福永祐一騎手とペルシアンナイト(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。
昨年、マイルチャンピオンS(G1)を3歳馬として16年ぶりに制し、新マイル王として君臨したペルシアンナイト。今年も得意の距離で活躍するのかと思いきや、陣営は早くから中山記念(G2・芝1800m)→大阪杯(G1・芝2000m)と古馬王道路線への挑戦を表明。これは同馬にかける期待の表れに違いない。
しかし、主戦のM.デムーロ騎手と迎えた中山記念(G2)でまさかの出遅れ。最後方からの競馬となり、直線で上がり最速の末脚を繰り出すも、トップどころか馬券内にも届かずに5着とけんもほろろな結果に終わった。
「出遅れが致命的だったのは間違いないですが、前走で露呈したのはやはり距離不安でしょう。昨年の皐月賞で2着、さらに中山記念前まではデムーロ騎手も『ベストは1800m』と口にしていましたが、本番が散々な結果に終わりました。関係者からも『やはりマイルがベストなのかも』という声が上がっていますよ」(競馬誌ライター)
それでも一度、中距離路線に切った舵をそう安々と撤回するわけにも行かない。そのためにも大阪杯で巻き返しを図りたいところだ。
しかし、好成績を残したパートナーのデムーロ騎手は今回スワーヴリチャードを選択。テン乗りとなる福永騎手と向かうことになっている。