大阪杯(G1)スワーヴリチャードは不安満点……天才馬券アイドル・楠原安里梨の期待は「初」

楠原安里梨:2番手はシュヴァルグラン(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)ですね。昨年の有馬記念(G1)以来の出走とあって休養も十分。大阪杯の舞台である芝2000mのレースには近年出走していませんが、姉と妹のヴィルシーナ、ヴィブロスは中長距離をメインとしているため、血統的には距離への不安はありません。単に芝2000mのレースに出走していないだけという判断です。

 今回鞍上を任されたのは三浦皇成騎手です。今年、三浦騎手はフェブラリーS、高松宮記念のふたつのG1競走で人気薄の馬を2戦連続3着に導くなど、大舞台で強さを発揮しています。三浦騎手にとってこのシュヴァルグランとのタッグが、過去最大のG1制覇チャンスともいわれていますからね。本人も気合十分で臨んでくれるはずです。

 3番手は、もう一度勝ってほしいとの願いも込めてのヤマカツエース(牡6歳、栗東・池添兼雄厩舎)です。

 たしかに前走金鯱賞(G2)で4着など近走の成績はあまりよくありません。ですが、これまで「馬券で勝たせてもらった」恩もありますし、何よりまだ老け込むには早いはず。昨年、強力メンバーを相手取って3着に入線したここで、”10Fの鬼”に復活してもらいたいです。

――では、最後にもう1頭お願いします。

楠原安里梨:いろんな思いがありますが、やはりサトノダイヤモンド(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)は外せない。前走の金鯱賞では一度ダメかと思いきや、上がり最速の末脚を繰り出して3着入線。秘めている実力は本物だと感じさせるには十分な走りでした。

 今回は、初となる中2週での出走、不調にあえぐ戸崎圭太騎手と初タッグなど不安材料があります。またサトノダイヤモンドは2400mのレースが1番真価を発揮するはずなので、今回は距離が合わないと思うんですよね。

 ですが、この馬が強くないと個人的に競馬があまりおもしろくならない気がするんですよ。ここで過去の実績に恥じない走りを見せて、完全復活を印象づけてもらいたいです。

――ありがとうございました。ですが今回は上記以外にも多くの有力馬が出走します。推し馬として名前をあげることができない理由ってありますか?

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