M.デムーロ神騎乗に「超・反対派」藤田伸二氏も白旗!? 大阪杯(G1)スワーヴリチャードの気になる「次走」は……
「スタートから出していけば前に行くこともできますけど、(最後の)脚がなくなる。それでこのメンバーでのペースを考えたら、もしかしたら遅くなるかもしれない。そうなった時に早めに動いていこうと思った。有馬記念のようなレースはしたくなかった、こんな感じのレースをしたかった」
まさに思い描いていた結果、そして内容に思わずデムーロ騎手も自画自賛。しかし、称賛を送ったのは、やはり「本人」だけではなかった。
レース直後、デムーロ騎手の”神騎乗”を目の当たりにしたネット上の競馬ファンからは、SNSなどを中心に「さすがミルコ!」「今年もG1はデムーロ買っとけば大丈夫だな」「展開を読み切った騎手の勝利」「あそこで動けるのがデムーロ」など、まさに絶賛の嵐。昨年、G1年間6勝と、最多記録タイに並ぶ大爆発を見せた「G1ハンター」の卓越した技術に酔いしれた。
また、元JRA騎手の藤田伸二氏も自身の公式Twitterを通じて「スローでペースを読んで動いた奴の勝ち!ってレースやったな。スローペースを一番早く読んだのがミルコだから賛辞を述べたいね」と、これには手放しで称賛。通算1918勝、G1競走17勝を上げた大ジョッキーからも”お墨付”きが出た。
「藤田氏は、スワーヴリチャードの元主戦騎手となる四位(洋文)騎手と親交が深いということもあって、もともとスワーヴリチャードにデムーロ騎手が騎乗するのに思うところがあった人物。twitterでも度々、(鞍上交代に)疑問を呈するコメントを出していました。
そんな人が、今回ばかりは素直にデムーロ騎手の凄さを褒め称えているのが、大阪杯でのデムーロ騎手の騎乗のレベルの高さを物語っていますね。競馬を深く知る大騎手だからこそ、その技術の高さや判断の素晴らしさが、より深くわかるという面もあると思います」(競馬ライター)
その一方で、ここまでデムーロ騎手の凄さが浮き彫りとなったのは、それに応えたスワーヴリチャードの能力があってこそという意見もあった。