JRAの「支配者」社台「桜花賞16/18頭」の圧倒……最新設備と「作戦」で他生産を置き去り状態続く


 全体的な傾向として、近年は牝馬はマイル路線、牡馬は日本ダービーの距離である2400mを目指して馬作りがなされているように思える社台グループ。

 競馬界を統べ「社台の運動会」とまで揶揄される機会も少なくないが、稼いだ賞金での設備投資や勝ち続けるための「作戦」など、他生産牧場とは次元が違うスピードで進化を遂げているのは一目瞭然だ。

 さらに、今年の桜花賞は当然ディープインパクトやキングカメハメハ、ルーラーシップにステイゴールド、オルフェーヴルとキラ星のごとき良血馬が並んでいるが、低人気が予想されるツヅミモンは、ストロングリターン産という変わり種。血統面では明らかに他に劣るが、それでもシンザン記念を2着してここにたどり着いた。この馬もまた、社台ファームの生産馬である。

 良血もひと癖ふた癖ありそうな血統馬も社台系。絶対的な存在に隙はないようだ。

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