JRA最強の「幸運馬主」Dr.コパが語るヤナガワ牧場「大成功」秘話!キタサンブラック、コパノリッキーが誕生したのは「〇〇」のおかげ?
――コパさんといえば、ヤナガワ牧場との関係が深い。
Dr.コパ:(ヤナガワ牧場の)最初の印象は「なんでこんなに良い牧場なのに、馬が走らないんだろう」だった。
そこでヤナガワのオヤジ(梁川正克さん)にね「もしよかったら、風水的にやってみませんか」という話をしたら「ぜひやってほしい」と言われてね。育成場の方位とか、厩舎の色とか、施設の配置もそうだけど、分場に馬を移す際も「(風水的には)この時期がいい」という話をして。いろいろアドバイスしたけど、オヤジもちゃんと守ってくれてね。
そうしたら、すぐに僕のコパノフウジンと、サンライズバッカス、プライドキムっていう活躍馬が同世代で出てきて。嬉しかったんだけど、サンライズバッカスはフェブラリーSで、プライドキムは全日本2歳優駿っていうG1を勝ったのに、ウチのフウジンだけ「G3を2着かい」っていうね(笑)。でもまあ、オヤジとはそれがきっかけで(コンビを)組むようになってさ。
昔は苦しい時代もあったから「コパさん、ヤナガワ牧場と心中する気ですか」って聞かれたこともあった。ただ、それでも風水を信じてやっていたら、キタサンブラックやコパノリッキーが出てくれてね。それでも10年以上は掛かったなあ。
――ちなみにコパノリッキーの取引額は?
Dr.コパ:確か800万円くらいだったかな。あの時はね、ヤナガワ牧場から2頭だけ馬を買って、それがコパノリッキー(獲得賞金9億9,514万4,000円)とコパノリチャード(獲得賞金3億450万7,000円)だったんだ。それが2頭ともG1を勝ってくれて嬉しかったね。
――コパノリチャードは2014年の高松宮記念(G1)を勝った。
Dr.コパ:あのレースは面白かったね。(ミルコ)デムーロがゴール前でこうしてさ(両手を広げる飛行機ポーズ)、あとで罰金10万円払ってね。デムーロも「もし(JRAの決裁から)イジメられたら助けてね」って言ってたよ(笑)。前にも1回やってるからね。※M.デムーロ騎手は、以前にも同様のポーズをして5万円の罰金処分を受けていた。
――コパノリッキーはG1歴代最多の11勝と大活躍して種牡馬入り。ダートだけでなく、芝での活躍馬も期待できる。
Dr.コパ:北海道で種牡馬展示会があって、その時に「ダートの実績もあるし、(父の)ゴールドアリュールが亡くなったから期待されている部分もあると思うんですが、できれば芝の肌馬にも付けて頂いて、クラシックを狙えるような産駒が出てくれることに期待しています」って言ったよ。