【NHKマイルC(G1)展望】「大器」タワーオブロンドンが3歳マイル王決定戦に堂々の出陣!「G2降格」が囁かれる中、久々「超大物」出現の期待!


 桜花賞をパスしてここに挑んできたテトラドラクマ(牝3歳、美浦・小西一男厩舎)も侮れない存在だ。

 後のフェアリーS(G3)の勝ち馬プリモシーンとクビ差の接戦を演じた後、未勝利戦を5馬身差で圧勝。1番人気に支持されたフェアリーSでは6着に崩れたが、次のクイーンC(G3)で本領を発揮し、重賞初制覇を飾った。

 その後、桜花賞を目指していたものの疲労のために回避。NHKマイルCに間に合ったのは不幸中の幸いといえるだろう。一昨年のメジャーエンブレム、昨年のアエロリットとここ2年は牝馬が制している当レース。今年の牝馬筆頭格はこの馬か。田辺裕信騎手とのコンビも2戦目で前進が見込める。

 他にもマイル戦で崩れないケイアイノーテック、初芝でファルコンS(G3)を勝ったミスターメロディ、ホエールキャプチャの全妹パクスアメリカーナ、桜花賞4着馬のトーセンブレスなど伏兵陣も多彩。抜けた存在こそいないが、その分層が厚い印象だ。

 冒頭で触れた通り、ここ数年はG1としての意義が問われているNHKマイルC。今年こそ、ゴールデンウィーク最後の1日を飾るに相応しい白熱したレースを期待したい。発走は5月6日(日)の15時40分に予定されている。

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