JRA三浦皇成騎手「G1」で3着以内率75%の大活躍! 悲願のビッグタイトル獲得に今後も「超大物」から代打騎乗……?
29日に京都競馬場で行われた天皇賞・春(G1)は、昨年まで主役だったキタサンブラックと武豊騎手が不在の大混戦ということもあって、2人のJRA騎手の「初G1制覇」が注目されたレースでもあった。
その2人とは、述べるまでもなく3番人気のガンコに騎乗していた藤岡佑介騎手と、4番人気のクリンチャーに騎乗していた三浦皇成騎手だったが、結局レインボーラインの岩田康誠騎手が約3年ぶりとなるG1制覇を果たしたことで、悲願達成はならず……ただ、それでも両者には明暗がくっきりと別れた。
レースは序盤こそ大きな動きはなかったが、2週目の向正面から各馬が動き出す難しい展開。結果的にその乱ペースにもろに巻き込まれたのが、藤岡佑騎手のガンコだった。
4コーナーでは1度先頭に立つ積極的な競馬を見せ「シュヴァルグランが動いて行った時に、あれは受けなければいけないので行きました。使い詰めで来たので苦しくなるところを見せていましたが……」と藤岡佑騎手も相棒の健闘を讃えたが、結果は14着の大敗。ガンコにとって通算29戦目にして初のG1挑戦はホロ苦い結果となってしまった。
一方、より重圧が大きかったのはクリンチャーの三浦騎手の方ではないだろうか。
というのも、三浦騎手は今回の前週まで天皇賞・春の日は東京で騎乗する予定だった。しかし、クリンチャーに騎乗予定だった武豊騎手が約1年9カ月ぶりとなる、まさかの騎乗停止。鞍上が空白となったところに、三浦騎手へ白羽の矢が立ったというわけだ。