JRAの強豪と闘う日も?「東海の星」サムライドライブが衝撃10連勝で話題
「サムライドライブの強さは、逃げてぶっちぎって勝つだけじゃなく、2番手に控えても勝っているところです。相手を行かせ無理に行かなくてもいい、という騎手の指示が分かっているっていうことですよ。また、どれもぶっちぎりの着差。オープンになってもそれは変わらない。中央や他の地方と比べても、そんな芸当を続けられる馬は多くはありません」(同記者)
だいたいの強さはこれでわかったが、では、タイム、スピードはどうなのか?
「どれも余裕でぶっちぎっているおかげで平凡なタイムではありますが、その中でも2走が良いタイムです。1つは6戦目の新春ペガサスカップで、初めてオープンに挑戦したレースです。名古屋の稍重のマイルで1分43秒4は良いタイムではないでしょうか。もう1つは8戦目のスプリングカップで、これもオープンのマイルで良馬場です。1分43秒9はなかなかのもの。そういう走りをして中2週〜中4週でコンスタントに使い続けられる。馬が疲れてない証拠ですから。」(同記者)
同じように牝馬では以前、地方・笠松のラブミーチャンはが周囲の雑音をかき消すように中央勢を蹴散らしてみせた。名古屋だけのサムライドライブと一括りに語れないものがあるが、サムライドライブは全レース上がり最速で、余裕の逃げ・先行勝ち。しかも2着を何馬身も引き離して勝って、またすぐ次走へ向かい、いまだに能力全開ではない。やはりこの馬が本気になるところを見たいという声は多いはずだ。
このあとどこへ向かうのかは未定らしいが、勝ち続ければ必然的に強い相手と一戦交える。その時に能力全開になったサムライドライブが見られるかもしれない。