JRA「神速二冠」アーモンドアイ驚愕の脚……の影でM.デムーロまた「無気力騎乗」疑惑?
20日、東京競馬場で開催されたオークス(G1)は、アーモンドアイ(牝3 美浦・国枝栄厩舎)が、桜花賞とはまた異なる「鬼脚」を披露して圧倒。見事牝馬二冠を達成した。
スタート時は、多くのファンが動揺したはずだ。珍しく好スタートを切ったアーモンドアイは、流れに任せて道中「6番手」でレースを進める。後方一気だった桜花賞や過去のレースとは異なる形に「大丈夫か」と思った人も多かったに違いない。1000mは逃げるサヤカチャンが作った59.6秒のペースで進んだ。
しかし直線、そんな不安は一瞬で吹き飛ぶことになる。C.ルメール騎手のGOサインに即座に反応したアーモンドアイは、インコースを選択した2番人気ラッキーライラックと分かれる形で一緒に進出を開始。だが、一瞬でラッキーライラックを置き去りにし、先に抜け出していたリリーノーブルを並ぶ間もなく交わした。
その後は他馬を一切寄せ付けず、粘るリリーノーブルとの差も開くばかり。結局2馬身差をつけての完勝で二冠馬の称号を手にした。
上がりタイム33.2秒はメンバー最速。桜花賞では2位に1秒差をつける上がりタイムだったが、今回も2位とは0.7秒差。もともとのスピードの差に加え、距離もこなすとなればまさに隙なしといったところか。牝馬三冠はもちろん、牡馬相手、海外遠征にも期待を抱いてしまう圧倒的なパフォーマンスだった。
その一方、逆転を誓ったラッキーライラックは3着、フローラS圧勝で3番人気に推されたサトノワルキューレは6着と、残念な結果となってしまった。