JRA川田将雅騎手・日本ダービー(G1)「パーフェクト試走」に絶賛の嵐! ダノンプレミアム「勝ちパターン」を彷彿する走りにアンカツも「完璧」
20日に東京競馬場で行われたオークス(G1)は1番人気のアーモンドアイが優勝し、桜花賞(G1)に続く二冠を達成。2012年のジェンティルドンナに次ぐ、史上5頭目の三冠制覇に王手を掛けた。
後方一気だった、これまでのイメージを覆す圧巻の競馬。レース後には、好位でピタリと折り合わせたC.ルメール騎手の手綱さばきに称賛の声が集まったが、それに勝るとも劣らない評価を受けたのが2着リリーノーブルの川田将雅騎手の”勝負騎乗”だった。
1枠1番という最内枠を引いたリリーノーブルは抜群のスタートを切ると、包まれないように積極的にポジションを獲りに行く。好位の3番手で折り合うと、大逃げに出たサヤカチャンを行かせて集団をコントロールする絶妙なポジションをキープしている。
最内枠を活かしてインベタのまま最後の直線を迎えると、川田騎手は即座に馬場の良い3分どころにリリーノーブルを持ち出す。そのままじわじわとゴーサインを送ると、一杯になったサヤカチャンを交わして先頭に。しかし、そこをアーモンドアイが強襲してジ・エンド……必死の抵抗も空しく、最終的は力でねじ伏せられた。
レース後、川田騎手は「レースでは枠を生かしてスムーズな競馬ができました。最後までよく伸びていますが、勝った馬が強かったです」と勝ち馬の強さに白旗を揚げる他なかったが、「3強」から離された4番人気の下馬評を覆しての2着は誇っていい結果だ。
何よりも、ここまで2戦2敗と「すでに勝負付けが済んだ」とさえ言われていたラッキーライラックに先着したことには称賛を送るべきだろう。