武豊×オジュウチョウサン実現の衝撃! 夏の福島「障害のディープ」が平地に現る!
武豊騎手が今夏、福島競馬に参戦予定だと「福島民報」が報じている。春ならばともかく、夏の参戦はさほど珍しいことではないだろう。だが、タッグを組む馬があの”障害の雄・オジュウチョウサン”(牡7、美浦・和田正一郎厩舎)だとすれば話が変わってくる。
オジュウチョウサンは4月に行われた中山グランドジャンプ(J.G1)で、これまでの記録を3秒6も短縮する走りで3連覇を達成。さらに石神深一騎手とのタッグで障害G1・5連勝、重賞9連勝とJRAの記録を更新し続けており、史上最強の障害馬との呼び声も高い。
また無類の強さを誇るがゆえに、障害ホースとしては異例のグッズ展開も行われている。先日、大生垣障害まで再現されている”ぬいぐるみ”が発売されると飛ぶように売れ、即完。強さ、人気ともに兼ね備えたスター馬の一頭であることは証明した。
「福島競馬場で武豊騎手と初タッグとなるオジュウチョウサンは、今回7月7日に開催される開成山特別(芝・2600m/500万下)に参戦予定とのこと。同馬は平場でデビューしており、これまで2走しているものの8着、11着と奮っていません。
ですが過去には、平場から障害レースに転向した後に、再度平場へ復帰してG1を制したメジロパーマーの例もあります。侮ると大変なことになるかもしれませんね」(競馬誌ライター)
障害レースで無双を続けるオジュウチョウサンの約5年ぶりとなる平場凱旋レース。武豊騎手は「面白い挑戦になる」と語ったというが、この異例のコンビはどのようなレースを展開してくれるのだろうか? 今から楽しみだ。