JRA福永祐一「ダービー制覇」20年の軌跡。くじけない思いで掴んだ「絆」の勝利

 ダービー初制覇達成!28日にダービージョッキーとなった福永騎手。遂に栄冠を掴んだ。19回目の挑戦で挑んだ日本ダービー(G1)。仲の良い武豊騎手は、すでに日本ダービーを5回も獲っているのだが、なぜか福永祐一騎手には縁がなかった。

 思えば、デビュー3年目で福永騎手が初めて日本ダービーに挑戦した時に騎乗していたのは、あのキングヘイロー。

「この馬への期待は大きく、ファンも多かったんです。素材は一級品であると言われていました。しかし弥生賞3着、皐月賞2着と福永騎手は取りこぼしていたんです。ダービーは単勝2番人気。若手騎手としては相当プレッシャーだったでしょうね」(競馬記者)

 ダービーは勝てる、とまで言われていたが、福永騎手はまさかの逃げを敢行し14着敗北。

「日本ダービー初出場の福永騎手。イヤな予感が的中してしまいました。精神的な脆さから舞い上がってしまいましたね。本人も『頭が真っ白になって覚えていない』と言ってました」(同記者)

 それ以後、17回も日本ダービーにトライしても勝てなかった福永騎手。

関連記事

競馬最新記事

人気記事ランキング 17:30更新

競馬

総合

重賞レース特集
GJ編集部イチオシ記事
SNS