ディープインパクト「世界3大ダービー制覇」へ、まず1冠! 日本ダービー勝利に続け英サクソンウォリアー、仏スタディーオブマンの「日程」は
特に先週の日本ダービーはディープインパクトにとって、極めて大きな勝利となった。
それは単純に種付け料が4000万円に上がった初年度のダービーを勝利したというだけでなく、今年のディープインパクトには日英仏の「3大ダービー制覇」という前人未到の大記録が懸かっているからだ。
まさに夢のような話だが、実際に英国クラシックの第1弾となる英2000ギニー(G1)を産駒のサクソンウォリアーが勝利。それも本馬はここまで4戦4勝と無敗であり、英ダービー(G1)の前売りオッズでは断トツの1番人気に支持されている逸材だ。
さらにフランスでも仏ダービー(G1)の前哨戦となるグレフュール賞(G2)を産駒のスタディーオブマンが勝利。本馬もここまで3戦2勝と底を見せておらず、本番でも当然有力馬の1頭として名が挙がっている。
したがって、極めて順調に事が運べば日本のディープインパクトが日・英・仏の3カ国のダービーを制する可能性もあるということだ。
「どの国でもダービーは極めて重要なレースですが、中でも英国のダービーは『各国のダービーの起源』といわれている、世界でも最も格式の高いダービーです。
またフランスも世界最強馬決定戦の凱旋門賞(G1)が行われている通り、欧州競馬の中心を担う1国であり、当然ながらそのダービーの価値も極めて高いものがあります。もしもその2つをディープインパクト産駒が勝つようなことがあれば、欧州の競馬関係者にとっては凱旋門賞を日本馬に勝たれることと同じくらい衝撃的なことだと思います。
これでもしも母国・日本のダービーで負けていれば少々格好が悪いところでしたが、見事に勝ちましたからね。こうなった以上、この勢いで”世界制覇”を期待したいところです」(同)