JRA試験「モレイラに日本語不要」? 競馬ライター須田鷹雄氏の「金言」に競馬ファン支持、見据えるはグローバル基準
元ジョッキーの安田康彦氏が、逃げ馬に乗った時にスタート直後から煽ってきた馬がいて、途中からその馬がハナにたち勝たれてしまった話をしていたことがあった。この時の騎手はO.ペリエ騎手だったという。まさに世界を知る短期免許のジョッキーに、日本の常識は通じないのである。
ふたたび須田氏の見解に話を戻そう。
「売れてない若い外国人が修行できるようなシステムがあるなら、日本語勉強してきたほうがチャンスあるよ!とその騎手にすすめたいが、めっちゃ売れてる外国人は、売れてる日本人から敵視されるような存在であるほうが、日本競馬を面白くできるというのが私の持論」(須田氏のツイッターより抜粋)
ネットでは「視点がその辺の評論家と違っていい」、「さすが須田さん」、「短期で平気で乗せといて、通年では日本語力を求めるとか理屈が通らない」と賛同する声が挙がっていた。
逆に反対意見もあり、「冷やかしを門前払いするためにも日本語力は必要だ」、「レースの指示とか理解するためにも日本語がわかったほうがいい」、「”パート1国”なんだから騎手•調教師は英語必須にすべき」など、なるほどと思える意見もあった。
昔、地方競馬で一定の成績を超えていれば一次試験は免除されるという「アンカツルール」というのがあったが、ある一定の成績をクリアしている外国人騎手は特例として試験を免除とし、その代わりにJRAが設ける日本語学校に3カ月通って、競馬用語や簡単な日常会話を勉強する、というような措置があってもいいだろう。
さて、みなさんはこの外国人騎手の日本語力必須の件をどうお考えになるだろうか。