宝塚記念(G1)JRA美浦陣営「太鼓判」2頭情報公開!? 大波乱の立役者に!?
24日に阪神競馬場で開催される宝塚記念(G1)。ここ10年で1番人気に支持された馬が勝利したのはたった2回。最近でも人気下位の馬が上位進出することも多々あり、比較的に荒れる傾向にあるレースだと言える。
その波乱の決着が予想されているレースを前に、美浦の関係者から出走馬について心強い情報が入ってきたのでご紹介していこう。
まずは、ゼーヴィント(牡5歳、美浦・木村哲也厩舎)だ。
昨年、同馬は七夕賞(G3)で勝利を収め、その後の飛躍が期待されていた。だがレース後に骨折が判明して長期間の休養を強いられてしまう。復帰は前走から約8カ月後である今年の3月の日経賞(G2)。ここでは先頭集団につけて奮闘するも6着。続いて目黒記念(G2)では3番人気に支持され、後方から競馬を展開するも届かず6着と結果を残せないでいる。
「宝塚記念は骨折明け3走目になります。これまで骨折の影響で左右のバランスが悪くなっていたようです。しかし前走の目黒記念では57.5kgの斤量を背負い、直線では詰まるという不利を受けながらも上がり最速を記録。内容は悪くなく、状態が上向いてきていると判断した陣営がレース後の放牧の予定を変更して、在厩調整で宝塚記念へ向かうことを決めたみたいですね。
力強い走りを見せていますし、馬場が渋っても問題ないでしょう。また阪神競馬場での出走経験こそないものの、福島や中山などの小回り競馬場では安定した成績を収めています。力を出し切ればチャンスはあるでしょうね」(競馬記者)
初挑戦となるG1の舞台でゼーヴィントは現在まで5連勝中である8枠を見事に引き当てている。運も味方につけた同馬が、ここで完全復活の狼煙を上げることができるのだろうか?