宝塚記念がいよいよ激走の時!? 地味なダービー馬・ワンアンドオンリー「意外な好成績」

 一昨年の日本ダービー馬、ワンアンドオンリーがくるなら「ここしかない」!?

26日の宝塚記念、キタサンブラックにドゥラメンテなど強豪ひしめく舞台だが、ドゥラメンテと同じくダービー馬であるにもかかわらず、ワンアンドオンリーの評価は極めて低く、影もかなり薄い。

 それもそのはず、一昨年秋の神戸新聞杯で勝利して以降、1年半以上勝ち星に手が届かず。それどころか、国内戦では10戦連続で馬券圏内に入れないなど不振に喘いでいる状況である。中には「最弱ダービー馬」という声まで出る始末だ。

 しかし、今回は状況が少々違うようだ。今回、ワンアンドオンリーを取り巻く「状況」は、どことなく「激走の匂い」を醸し出している。

 まず、ワンアンドオンリーは、宝塚記念の行われる阪神競馬場の通算成績が「3.1.0.1」。馬券圏を外したことが昨年同舞台の一度しかない。

 また、今回の鞍上は、先日安田記念でロゴタイプを復活勝利に導いた田辺裕信騎手。思い切ったレースができる伸び盛りの精鋭だけに、「田辺再生工場」への期待は決して小さくはない。

 さらに、今回は最終追い切りでもここ最近では最高の動きを披露。いよいよ「ワンアンドオンリー覚醒か!?」との声すらある。ジャスタウェイなど血統的には4~5歳にかけ爆発的な成長を見せるハーツクライ産駒。ここでの一発もあるのだろうか。

 まあ、「今回で3.1.0.2になるだけ」「また今回も騙されそう」というネガティブな声も多い。しかし、ワンアンドオンリーには世代の頂点としての意地を見せてほしい。とりあえず、ヒモ買いはしておこうと思う。

関連記事

競馬最新記事

人気記事ランキング 23:30更新

競馬

総合

重賞レース特集
GJ編集部イチオシ記事
SNS