JRAの「絶望的」ネーミングセンスに批判殺到!? 「500万下」→「1勝クラス」に10年前の大失敗「新馬」→「メイクデビュー」の今

 JRA(日本中央競馬会)は25日、大阪で定例会見を開き、来夏から「500万下」など条件戦の呼称を変更することを発表した。

 公式ホームページによると、現行の「500万下」「1000万下」「1600万下」が、それぞれ「1勝クラス」「2勝クラス」「3勝クラス」に変更されるとのこと。すでに決定している来夏からの降級制度廃止に伴い、より「お客様にとってより分かりやすい呼称とするため」とJRAは主張している。

 しかし、そんな思いも空しく既存の競馬ファンを始め、メディア関係者からも早くも否定的な見解が殺到しているようだ。

「一言で言うと、浸透しないでしょうね。そもそも降級制度が廃止となり、より賞金通りとなったのに『何故、変更する必要があったのか』という疑問が残ります。

ビギナーに対しては、多少わかりやすくなるのかもしれませんが、例えば2歳の新馬戦を勝った後に重賞で2着した馬は、1勝馬であるにもかかわらず、ずっと『1勝クラス(500万下)』には出走できませんし、1勝馬なのに後に『3勝クラス(1600万下)』で走る可能性もあります。中央よりも賞金額の低い地方競馬で2勝した馬が『1勝クラス(500万下)』に出走するケースは日常的にありますし、混乱は避けられないでしょうね。

またG1で3度の2着があるサウンズオブアースは長らく『現役最強の2勝馬』と呼ばれていますが、当然『2勝クラス(1000万下)』には出走できませんし、今年の皐月賞馬エポカドーロも今のところは3勝馬です。JRAも当分は現行を併記する旨を発表していますが、果たしてファンやメディアに浸透するのかは、甚だ疑問ですね」(競馬記者)

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