元JRA藤田伸二氏「競馬界の張本勲」に! 「8845」事件、福永祐一を「アホ」呼ばわりなどすでに伝説
「8845」に同情、苦言
スワーヴリチャード、エアスピネル、セイウンコウセイ、クリンチャーなど、現代競馬では乗り替わりは常だが、藤田氏はそれが行われた際は強い言葉で批判。とくにケイティクレバーが管理する調教師の定年による転厩などの事情もあり、小林徹弥騎手の手から離れることが分かった際には「8845(小林徹騎手の相性)が大事に育てた愛馬が皐月賞で乗り替わり…」「前走直後『これで騎手変えれる!』と半人前な調教師は呟いたらしい」「馬主は8845に協力的だっただけにムカつくな!」などとひときわ苛烈な批判を展開したことは記憶に新しい。
「ケイティクレバーは近年、成績が低迷していた小林徹騎手がようやく巡り合った素質馬。デビューから一貫して手綱を任されており、さらに小林徹騎手が日々の調教でも騎乗していたことなどを知っていたためか、藤田氏は特に怒り心頭だったようです。
このような批判をするのは、親交ある騎手たちのことを思うがゆえでしょうね。藤田氏は、あまりあけっぴろげに物を言えない騎手たちの代弁者的存在になろうとしているのかもしれません」(前出・ライター)
だが藤田氏の批判は、厩舎や馬主サイドの動向だけにはとどまらず、ときにレースで不甲斐ない騎乗をしたと見られる騎手たちにまでも及ぶこともある。