セレクトセール検討!ディープインパクト、ロードカナロア産駒、現役馬主も認めた「1億円超え」はこの17頭!
■ハーツクライ
今年アメリカのターフクラシックS(G1)を優勝したヨシダはこのセレクトセール出身馬。それだけに海外関係者から注目を集めそうなのがハーツクライ産駒だ。今年は合計24頭が上場されるが、なかなかの素材が集まった印象で注目度はディープインパクトに続く。
【1歳】
1番 サマーハの2017
上場番号1番から1億円馬が飛び出しそうだ。同馬は兄が日経賞1着、宝塚記念4着の実績を持つシャケトラ。父はマンハッタンカフェからハーツクライに替わったのはプラスだろう。シャケトラのオーナーである金子真人氏の動向に注目だ。
【当歳】
309番 セレスタの2018
母セレスタはアイルランドの2歳牝馬チャンピオンで重賞5勝。本馬は2番目の産駒だが1月24日の早生まれで2歳から活躍が期待できそうだ。
385番 レディスキッパーの2018
姉は昨年のクイーンカップを勝利し、オークスでも3着に好走したアドマイヤミヤビ。兄は昨年ジャスタウェイ産駒で1億4000万円で落札されており、父がハーツクライに変わって1億5000万円以上は確定か。
■ブラックタイド
【当歳】
401番 シュガーハートの2018
武豊騎手と共に活躍したキタサンブラックの全弟。同じ血統の兄は昨年のセレクトセールでDMMバヌーシーが1億4500万円で落札して評判となったが、今年も1億円を超えるかはDMM次第。しかしDMMバヌーシーにおける同馬の募集状況は今一つという現実を考えると、かなり厳しいところか。1億円はギリギリのラインかと思われる。
■フランケル
【当歳】
348番 スノーパインの2018
フランケル産駒の注目馬。同馬の兄は3歳戦で活躍したタワーオブロンドンだから、注目度は今年のセレクトセールでナンバー1かも。父フランケルはソウルスターリング、モズアスコットらの活躍で注目されるだけに、3億円前後の評価になるだろう。
452番 トゥアーニーの2018
こちらもフランケル産駒の持込馬だがスノーパインの2018が芦毛に対し、同馬はフランケルと同じ鹿毛馬だ。かなりの良血馬でどんな評価となるか注目。ただ上場番号は452番と後半なのはマイナス。先に上場されるスノーパインの2018がどこまで値が上がるかによって、同馬の落札価格も影響するだろう。
以上、ここまで注目馬をまとめたが、もちろんこれらの馬は上場馬約500頭のごく一部。他にも良血馬は数多くいるし、新種牡馬や外国からの持込馬も未知の要素がある。ちなみにセレクトセールに参加を予定しているある馬主によると、狙い目は必ずしも高額馬ではないそうだ。
「なんだかんだいって下馬評も高いしディープインパクトは高くなりそう。意外に話題になっていないのがオルフェーヴルとかダイワメジャー。セレクトセールは1億円の馬でなくても走るから、2000万円から3000万くらいで買えそうな馬がコスパはいいんだよね。あとはダート馬狙いでゴールドアリュールとかも狙い目だね」
近年のセレクトセールはベテランの馬主、クラブ法人、海外の馬主エージェント、新人馬主と多彩なメンバーが揃って大きな盛り上がりを見せている。今年はどんなドラマが待っているのか、そして昨年を超える売り上げを記録できのるか注目したい。なおセールの模様はインターネットでライブ中継するので、そちらをチェックするのもオススメだ。