M.デムーロ騎手の憔悴ぶりが相当……? ドゥラメンテ敗戦だけじゃない、成績が物語る完全なる「スランプ」の実情
宝塚記念(G1)で2着と、1番人気に応えられず敗れたドゥラメンテ。レース終了後につまづいて故障を発生し、馬運車に乗って競馬場を後にするなど、後味の悪いシーンとなってしまった。
ドゥラメンテは、球節下面及びつなぎ裏面の複数の靭帯、腱に内出血とそれに伴う炎症が確認されたと発表されている。今後は様子を見てということだが、状況次第で「引退」もあると見解が示されている。非常に心配である。
一方、同馬に騎乗したM.デムーロ騎手も、現在非常に心配な状態だ。現在、単勝1倍台でのレースを「8連敗」中。リーディングは3位をキープしているものの、2位のC.ルメールとは20勝以上を離され、4位の川田将雅騎手とも4勝差と詰められている。
宝塚記念が行われた25、26もその不調ぶりが露骨に表れていた。土曜25日は7鞍に騎乗したものの、勝利はおろかすべて人気以下の着順。続く日曜日も勝利なしで、ドゥラメンテも1着にはできなかった。
感情の起伏が激しいイタリア人独特の”波”なのか、好不調があまりにもはっきりと分かれてしまっている。メインレースの重賞を常に勝ち続けていた印象の年度はじめから一転、桜花賞から一度もメインレースでの勝ちもない。
「皐月賞、リオンディーズの斜行でリズムを大きく崩したのは間違いありません。それにしても、ここまで落ち込むとは意外でした。宝塚記念の共同会見でも、これがミルコかと思うほど表情も暗く、目もどこかうつろな印象でした。ドゥラメンテを復調のきっかけとしたかったかもしれませんが、それも蛯名正義騎手とマリアライトに打ち砕かれてしまいましたからね。トンネルは長くなるかもしれません」(競馬記者)
宝塚記念でも、最後の直線でドゥラメンテを外に出すためにサトノクラウンを横から弾き飛ばすなど、アグレッシブなものの強引な騎乗も目立つデムーロ騎手。そのツケが回ってきたのだろうか。それとも、やはり『情熱大陸』(TBS系)の呪いなのか……。