JRA藤田菜七子カメラ「ポーズ要求」拒否!? 不安、悔しさ……男性社会の「女性問題」に抱く21歳の葛藤
5日に新潟競馬場で行われるレパードS(G3)に登録していたスズカアーチストが除外となったため、今年3度目の重賞挑戦のチャンスを逃してしまった藤田菜七子騎手。
今年すでに11勝と昨年の14勝を上回るペースで勝ち星を重ねており、先週にはJRA通算1000回騎乗を達成。通算31勝を達成しG1騎乗への挑戦権を手にするなど、今や競馬界にとって欠かせない注目の騎手となった。
そんな競馬界のアイドルが『東京スポーツ』の取材に対して、JRA唯一の女性騎手ならではの「葛藤」を打ち明けている。
「何の成績も残していないのに、ただただ『女性だから』という理由で注目されて……」
騎手デビューを果たしてから今年で3年目、今月9日には21歳の誕生日を迎える藤田菜七子騎手だが、その華やかな活躍の裏には、ずっと1人の「騎手」として思うところがあったようだ。
実際にデビュー以来、何をするにしても注目を集めてきた藤田菜七子騎手だが、実はその陰に隠れている「同期」たちは非常に優秀な世代。「彼女が最も勝ててない」事実はあまりクローズアップされない。
勝ち頭の荻野極騎手は、すでにJRA通算80勝に到達しており「次代を担う若手」と紹介されることも多い。それに次ぐ木幡巧也騎手もすでに73勝、坂井瑠星騎手に至ってはオーストラリアに長期遠征し、現地の有力厩舎と契約するなどメキメキと頭角を現している。