JRA戸崎圭太騎手「ブチギレ騒動」に絶句!? 単勝1.8倍「暴走」後、大井の大先輩に逆ギレ……勝てない焦りか
これには戸崎騎手も「道中で収まりがつきませんでした」と敗戦の弁を述べたが、到底納得できなかったのが、4番人気のサンデームーティエに騎乗し逃げ宣言をしていた内田騎手だった。
内田騎手はゲートが開くや否や猛然と追い出し、さらには出ムチまで連発してハナを主張する。しかし、戸崎騎手のリビーリングが暴走気味にハナに立つと、そのまま大逃げの形となり、内田騎手のプランはあっさり崩壊してしまった。結局、サンデームーティエは5着に敗れている。
しかし、”事”はそれだけでは終わらなかった。
レース後、騎手たちが引き揚げて来る際、相当腹が立っていたのか内田騎手が「あれはない……オレのが行くのわかってるはずなのに」とブツブツ文句を垂れていると、戸崎騎手が「文句があるなら直接言って下さいよ!」と逆ギレ……。内田騎手も「先輩にその態度はないだろ!」と応戦すると、周囲は一触即発の異様な雰囲気だったという。
「まあ、戸崎騎手もあそこまで逃げようと思っていたわけではないと思いますが、最初の600mが34.0秒で、1000m通過が58.5秒。2200mの500万下としては、さすがに『暴走』と述べざるを得ません。実際にレコードで決着していますしね。逃げるつもりだった内田騎手は気の毒としか言いようがない、戸崎騎手を追いかけていたらもっと負けていたでしょうし……。
内田騎手と戸崎騎手は大井出身の先輩後輩ですし、エージェントも同じという間柄。かつてJRAリーディングを獲ったこともある内田騎手ですが、戸崎騎手が中央入りするのとほぼ同時に、エージェントの優先順位2番手に引き下がった経緯があります。
近しい関係者の話では、大井時代から戸崎騎手のことかなり買っていて、若い人に活躍してほしいと身を引いたという話もあります。一方の戸崎騎手も内田騎手のことを『騎手としてだけでなく、人としても尊敬している』と話していたんですが……」(同)
しかし、内田騎手もただやられているだけではない。冒頭で触れたレパードSのアドマイヤビクターだが、直接的な敗因こそ他馬に挟まれたことだが、それを誘発したのが内田騎手の果敢な飛び出しだったようだ。