武豊の相棒アウォーディー死す……「遅咲きのダート王」勇姿はもう見られず

 ダート界を牽引してきたアウォーディー(牡8歳、栗東・松永幹夫厩舎)が死去したとJRA関西広報室が伝えた。

 アウォーディーは帝王賞(G1)で8着に終わったあと、放牧に出されていた。そしてその放牧先だった大山ヒルズで右飛節を骨折。8月6日に予後不良となり、競走馬登録を抹消されたという。

 5歳からダート転向し、ダート界の遅咲きの新星として存在感を示した。果敢な海外挑戦、兄弟のラニの北米クラシック挑戦でより注目された部分もあるだろう。武豊騎手にとっても、キタサンブラックとともに同時期を支えてくれた功労馬だ。

 これまで42戦10勝。15年9月からは武豊騎手が主戦となり、JBCクラシック(G1)など重賞5連勝を飾り、活躍を繰り広げていた。

 だが、今年に入ってからはフェブラリーS(G1)9着、ドバイワールドC(G1)6着、帝王賞競走(G1)8着と成績を残せず、力の衰えを指摘され引退の二文字もささやかれていた。

 この世を去ったアウォーディー。これからも武豊騎手と同馬のタッグは語り継がれていくだろう。心から冥福を祈りたい。

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