JRA名物馬主が「ナイママトラブル」激白で騒然……いつの間にか「所有」が移っていた?
11日に札幌競馬場で行われたコスモス賞(OP)は、ブラックタイド産駒のアガラスが単勝1.3倍のダントツの1番人気に支持されていた。だが、いざ始まってみると地方所属のナイママ(牡2歳、北海道・田部和則厩舎)が力強い走りを見せて、JRA勢を抑え込み優勝を果たしている。
馬主であるマイネル軍団の総帥・岡田繁幸オーナーはレース後に「ずっと『コスモバルクよりも上です』と言ってきましたからね」と、地方出身ながらも皐月賞(G1)2着などクラシックで活躍し、古馬になってからも海外G1制覇を達成した名馬と比較しても見劣りしないとナイママをベタ褒めした。
素質馬ナイママは今後も注目の的となることは間違いない。また1頭心躍る競走馬が誕生したことに興奮を覚えるファンは多いが、その若駒の活躍を複雑な心境で見つめる馬主もいる。セイウンなどの冠名で知られる、物言う名馬主・西山茂行氏だ。
西山氏は13日に『ナイママショック』とタイトルをつけて、自身のブログを更新。所有している3歳馬が置かれている現状について触れるなどしたあと、「ただ、ひとつショックなことが」と”本題”に踏み込んだ。
コスモス賞を快勝したナイママの母馬はニシノマドカだ。この馬は「言うまでもなくわしの所有馬」。そのニシノマドカの母方の血統を遡ると、ニシノプロミネンス、ブランドノーブル、ニシノマッサリアなどいずれも西山氏さらにその父親が所有している馬だった。