武豊「お約束」に苦笑い……26年ぶり2度目の優勝を狙った”騎手の祭典”で驚愕の「2位」回数
25、26日に行われた『2018ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)』は、JRA選抜チームのC.ルメール騎手が優勝。2日間にかけて札幌競馬場で開催された「騎手の祭典」は、第2戦と第4戦で勝利を上げ、計72ポイントを獲得した日本のリーディングジョッキーに軍配が上がった。
「すごくいい気持ちです。今年はラッキージョッキーでした。なまらうれしいです」
レース後の表彰式で、そう喜びを爆発させたルメール騎手。前身のワールドスーパージョッキーズシリーズを合わせても、今回が初優勝となるだけに喜びもひとしおだ。
ただ、そんな絶好調のフランス人騎手と同じように競馬ファンの間で話題になったのが、26年ぶり2回目の優勝を狙ったものの、総合2位に終わった武豊騎手だ。
日本の競馬界で、ありとあらゆる栄誉を手にしてきたレジェンドでも「WASJ」というビッグタイトルは”鬼門”なのかもしれない。騎手の祭典が12月の阪神から、WASJ に名を替えて8月の札幌に移設されたのが2015年。武豊騎手はJ.モレイラ騎手に続く総合2位と、札幌でも初年度から存在感を見せつけた。
しかし、その翌2016年も総合2位とあと一歩で涙を呑むと、昨年2017年も最終戦をハナ差で敗れて優勝を逃している。
その際は本人も公式HPを通じて「最終戦はイチかバチかの直線勝負にかけてみました。展開や流れが見事にハマったんですが、結果はハナ差の2着。あれがもし入れ替わっていればボクが優勝していたとあとで聞いて、急に悔しくなってきました」と悔しさを露わにしていた。