JRA 2歳戦線に「強者」現る。新潟2歳Sの覇者はケイデンスコール
同レース後、鞍上の石橋脩騎手は「勝つチャンスがある馬だと思っていました。雨の影響で外が伸びるので、本馬が切れる脚を持っているのは分かっていたので、慌てずにレースを進めました。乗りやすくて、道中の手応えもとても良く、仕掛けると素晴らしい伸び脚を見せてくれました」とコメント。石橋脩騎手としては、今回の騎乗で結果を出したのを機にお手馬にしたいところだろう。
石橋脩騎手といえば、14番人気のビートブラックで天皇賞・春(2012)を勝ち、世間をあっと言わせた若手有望株だったが、今や34歳の中堅。今春の牝馬クラシックでは、あの怪物アーモンドアイには屈したもののラッキーライラックで2着、3着を死守し、ダービーでも16番人気ながらコズミックフォースを3着に持ってきた好騎乗、そして「今夏の新潟開催では現在リーディング」と好調を維持している。
安田隆行調教師も期待をしているケイデンスコール。願わくば牡馬クラシック戦線で一旗揚げたいところだろう。今後のレース選択は、王道の朝日杯フューチュリティS(G1)か? はたまた2,000mのホープルS(G1)か……今後も目が離せない大注目の2歳馬だ。