武豊→モレイラ「リスグラシュー乗り替わり」ショック……秋2戦で衝撃のチェンジ発生

 安田記念(G1)で8着に終わったリスグラシュー(牝4歳、栗東・矢作芳人厩舎)。5日に陣営は、同馬の秋の予定を明かすと同時に、武豊騎手からJ.モレイラ騎手への乗り替わりを発表した。

 マイル戦線で好走していたリスグラシューは10月の府中牝馬S(G2)で復帰し、エリザベス女王杯(G1)を目指すという。だが、その鞍上はこれまで主戦だった武豊騎手ではなく、今秋に短期免許を再取得する予定のモレイラ騎手が務めると伝えられ、ファンに激震が走っている。

 リスグラシューはこれまで14戦しているが、そのうち10戦に武豊騎手が騎乗。前走の安田記念こそ8着に敗れたものの、このタッグは桜花賞、秋華賞、ヴィクトリアマイルなど3つのG1で2着と好走するなど、好成績を残していた。

「武豊騎手は2着に終わった秋華賞後に『世代屈指の実力を証明できた』と自身の日記で綴るなど事あるごとにリスグラシューの実力を評価していました。これからもタッグを継続して、悲願のG1競走制覇を目指そうと思っていたはず。この乗り替わりは本人にとって相当無念でしょうね。マウレアでエリザベス女王杯を狙うから乗り替わり、という可能性もなくはないですが、距離は2000mがベストという馬ですしなんとも……」(競馬記者)

 乗り替わりは現代競馬の常だ。そしてモレイラ騎手が来年のJRAの通年免許取得を控えていることもあり、多くの有力馬が日本人騎手の手元を離れて彼の元に集まるとは予想されていた。だが、さっそく武豊騎手から、しかも結果を残していたタッグが解体される事態になるとは誰が予想できただろうか?

 モレイラ騎手が通年免許を取得することになったら、このようなショッキングな事態が相次いで発生するのかもしれない。

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