JRA1億円馬ギベオンがセントライト記念(G2)で激走の予感……良血馬がここでさらに活躍?
その後、調整は思いの外順調で、セントライト記念の実質本追い切りである1週前の9月5日の調教では、同厩の皐月賞馬エポカドーロと並走し、CWコース6Fで「80.6-64.9-50.6-37.5-12.2」という破格のタイムをマークしている。セントライト記念に向けて完全に仕上がったとみていいだろう。
今回のセントライト記念には、ダービー3着のコズミックフォースをはじめ、皐月賞3着のジェネラーレウーノ、西部スポニチ賞を圧勝したウオッカの息子タニノフランケル、プリンシパルSで2着のブレステイキング、そして3戦3勝無敗、昨年のダービー馬レイデオロの全弟レイエンダと超豪華なメンバーが集結する。
昔から「皐月賞は速い馬、ダービーは運のいい馬、そして本当に強い馬が菊花賞を勝つ」という格言がある。3歳牡馬の最強を決める菊花賞。シンボリルドルフ、メジロマックイーン、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴル、ゴールドシップ、キタサンブラックなど幾多の名馬がその道を辿った。そのトライアルレースのひとつであるセントライト記念。この中に最強馬がいるかもと思うとゾクゾクせずにはいられない。楽しみな1戦だ。