JRAが誇る「世界」のディープインパクト産駒が「最初で最後」の激突!? サクソンウォリアーVSスタディオブマンが愛チャンピオンS(G1)で実現か
英ダービーこそ3着に敗れたロアリングライオンだが、続くエクリプスS(G1)でサクソンウォリアーを撃破してG1初制覇。圧巻だったのが、前走の英インターナショナルS(G1)だ。3馬身1/4差に負かした2着馬ポエッツワードは、今年のキングジョージ6世&QES(G1)の覇者。サクソンウォリアーも4着に敗れるなど、欧州の中距離戦線の主役に躍り出たレースだった。
「現在のロアリングライオンはまさに本格化といった感じで絶好調ですが、サクソンウォリアーも本来の力を取り戻していれば互角以上の戦いができると思います。
実際に昨年のレーシングポストT(G1)や、今年の英2000ギニーではロアリングライオンに先着してG1制覇。敗れはしましたが2000m戦のエクリプスSでもクビ差の接戦でしたし、主戦のR.ムーア騎手も手を打ってくるはず。出走すれば逆転のチャンスはあると思いますね。
一方のスタディオブマンは欧州の一線級と戦うのは、今回が初めて。その分、不安もありますが、ここで勝つようなら一気に凱旋門賞の本命サイドに躍り出ることは間違いありません。
サクソンウォリアーもここで負けるようなら、今後はマイル路線に舵を切ることが濃厚でしょうし、2頭にとっても今回の愛チャンピオンSは今後を占う重要な分水嶺になりそうです」(競馬記者)
この春、日本が世界に誇る大種牡馬ディープインパクトの名を、改めて世界に知らしめる要因となったサクソンウォリアーとスタディオブマン。2頭の今後の路線を考慮すれば、直接対決は今回が最初で最後になるかもしれない。果たして、どちらの方が強いのだろうか。