JRA「ワグネリアン輩出レース」怪物候補ヴェロックスをあえての2番手評価!本命は?
相手「○」は圧倒的1番人気のヴェロックス(牡2歳、栗東・中内田充厩舎)。8月5日、小倉の新馬戦(芝1800メートル)で衝撃のデビュー。鞍上の浜中騎手は道中4~5番手につけ、直線に向くと後続を置き去りにして2着馬に8馬身差。
「新馬戦後に浜中騎手は『稽古通りの内容でした。ゲートも上手に出てくれて、道中の折り合いもスムーズ。仕掛けてからの反応も抜群で現段階では何も言うことがありません。この馬で大きいところを目指したいです!』とコメントしています。見ての通りと言わんばかりで多くは語りませんでしたが、素質馬が揃ったここでもスケールは一枚上でしょう」(競馬関係者)
父は新種牡馬ジャスタウェイ。2歳馬サイアーランキングでは今月時点で2位。函館2歳S(G3)2着のラブミーファイン、2連勝中のアウィルアウェイなどを出している。距離的には未知の面もあるが、これからどんな活躍馬を出してくれるのか楽しみだ。
また、高い調教技術を誇る中内田師と強運+相馬眼で知られる馬主金子真人氏のコンビも興味深い。中内田師が、ここでどんなレースを目論むのか注目だ。もちろん優勝の可能性十分である。
ほぼ、モンテアーサーとヴェロックスの2頭で決まると見る。
「△」にカテドラル(牡2歳、栗東・池添学厩舎)。7月8日、中京の新馬戦(芝2000メートル)で福永騎手が2~3番手から競馬を教え込むようなレースで勝利。ただし、モンテアーサーやヴェロックスのような爆発的なパワーは感じられなかった。しかし、陣営は意気盛んだ。
「注目を集めた血統馬(ヴィルシーナの1番仔ブラヴァス)をなで斬った新馬戦が圧巻でした。福永騎手は『センスのいい勝ちっぷり。抜ける時の脚が速かったし、ひょっとしたらこちらが思っている以上に上を目指せるかも』とコメント。放牧でリフレッシュ、更なる成長を見せてくれそうです。陣営は打倒ヴェロックスと意気込んでいますよ」(競馬関係者)。
可能性はゼロではない。押さえておきたい。