JRA福永祐一騎手落馬「大丈夫」は結果論? 頭蓋骨骨折で継続騎乗……現場医師の判断と「医療体制」に改めて疑問
16日の阪神競馬で、落馬負傷した福永祐一騎手。頭蓋骨骨折・気脳症と診断され、翌日の騎乗も取りやめていただけに心配されたが、「大丈夫です。ご心配をおかけして本当に申し訳ありません」とコメントを発表。注目を集める23日の神戸新聞杯(G2)ワグネリアンにも騎乗する意向だ。
福永騎手は16日の阪神6Rのゴール後に落馬。後続の馬に頭部を蹴られたようにも見え、頭蓋骨骨折・気脳症と発表された際は、たくさんのファンから心配の声が寄せられた。
ただ、幸い軽度の骨折だった模様。福永騎手が発表したコメントによれば「骨折箇所の痛みも、体にも痛みはありません。明日、またCTを撮って経過次第ではありますが、状態が安定していれば騎乗許可をもらえる見込みです」とのこと。来週以降の復帰は検査の結果次第ではあるが、まずは元気そうな姿に安心した人も多いに違いない。
「落馬した当日、福永騎手はそのまま騎乗し続けて準メインにあたる10Rを勝利。その際の応対もしっかりしていたため、問題なさそうに見えていたのですが……。軽度とはいえ、まさか頭蓋骨を骨折していたとは思いませんでした。
しかし、本人のコメントにもあったように幸い症状は軽いもの。福永騎手も『順調なら騎乗できる見込みですが、関係者やファンに迷惑をかけるので不安があるなかで復帰しようとは思いません』と発言していますし、来週からの復帰の見通しもかなり明るいとのことです」(競馬記者)
まずはひと安心といったところだが、ここで問題になってくるのが、落馬負傷当日の「JRA側の対応」だ。