神戸新聞杯(G2)ワグネリアン「代打」決定! 福永祐一騎手よりもクセを知り尽くす男
この大抜擢の影には藤岡康騎手が、普段から積極的に稽古などで騎乗していたことも影響しているのだろう。
「協力的に動いてくれているので、他の騎手に回すぐらいならば藤岡康騎手に、という思いは友道調教師の中にもあったのでしょう。他の人にとってはサプライズ的な抜擢でしたが、友道調教師的には悩む必要すらもなかったのかもしれません」(競馬誌ライター)
最終追い切りでワグネリアンは、いつもどおり藤岡康騎手を背に栗東・坂路を単走。ストライドが大きいゆったりとしたフォームで53秒6-11秒9を記録している。藤岡康騎手は「スポーツ報知」の取材にレースでの騎乗について「ありがたい話なので、結果で応えたい」と話し、調教では春から成長を感じさせるといい「乗りやすくてコントロールも利きやすい。息の入りもよかったです」と手応えを感じていた。
主戦騎手を失うも、普段から稽古をつけているという”最高の代打騎手”とともに秋初戦を迎えることになったワグネリアンに死角はない。ダービー馬が秋の重賞戦線で躍動する。