JRAスプリント王レッドファルクス復活に赤信号!? 代打・戸崎圭太騎手は意地を見せることができるか?
30日に中山競馬場でスプリンターズS(G1)が行われる。秋のG1シーズン開幕戦となる電撃6ハロン戦に3連覇を懸けてレッドファルクス(牡7歳、美浦・尾関知人厩舎)が出走を予定している。
昨年は高松宮記念(G1)3着、安田記念(G1)3着、そしてスプリンターズSでは連覇を達成するなど充実のシーズンを過ごし、最優秀短距離馬に輝いたレッドファルクス。だが、今年は始動戦の阪急杯(G3)で3着に敗れると、1番人気に支持された高松宮記念で8着に惨敗。昨年3着に好走した安田記念(G1)でも9着に敗れるなど不振にあえいでいる。
「そんなレッドファルクスにとって、今年3連覇が懸かるスプリンターズSは復活の絶好の舞台と思われていました。しかし、1週前に美浦のウッドコースで僚馬を追走する形で併せ馬を行ったものの、タイムは6ハロン83.6秒-13.6と平凡。さらにレッドファルクスは一杯で追ったもののズブさが出たように見え、馬なりで先行する1000万下の馬を捉えきれず、半馬身差つけられています。ちょっと調子がいいとはいえないですね。最終追いでの変わり身に期待したいところです」(競馬記者)
復活に赤信号が灯りつつあるレッドファルクス。そしてさらにレッドファルクスの主戦騎手であるM.デムーロ騎手が斜行で騎乗停止になるという悲劇が襲う。これまでデムーロ騎手は同馬に9度騎乗して【5.0.2.2】。G1競走に限れば、2勝3着2回と好成績を残していた。それだけに、同騎手不在は大きな痛手だ。