JRAスプリンターズS(G1)「香港馬」ラッキーバブルズ急浮上!? 「この馬に分がある」週末の「台風」直撃で状況激変!


「全盛期から落ちている印象は否めませんが、セン馬だけに急速な衰えはないと思いますね。実際に、香港勢でスプリンターズSを勝ったウルトラファンタジーは8歳のセン馬でしたし、多少能力が落ちていても日本スプリント界が香港のレベルよりも落ちることは明らかですからね。

どうやら陣営も、その辺りを考慮しての参戦。6月以来の休み明けになりますが、担当厩務員は『当初から、今シーズンはこのレースから始動すると決めていた』と計画通りの遠征のようです。

春のチェアマンズスプリントプライズでは、4着だったファインニードルと1馬身半差の5着。逆転は難しいと思っていましたが、週末の雨予報で『可能性』が出てきたようにも感じます。以前から『やはり香港よりは時計の速い馬場になりそう』と中山の高速馬場を気にしていた陣営は大歓迎しているようですよ」(競馬記者)

 実際に、不良馬場で行われた2004年のスプリンターズSでは、8番人気の低評価だったケープオブグッドホープを3着に激走させているプレブル騎手。「こんな状態の馬場はファインニードルには不利じゃないかな? チャンスだね!」と週末の台風にほくそ笑んでいるようだ。

 そんなプレブル騎手は、これまで短期免許での騎乗こそないものの、ワールドオールスタージョッキーズ(旧ワールドスーパージョッキーズシリーズ)などを通じて積極的に日本に参戦。2006年にはブリッシュラックで安田記念(G1)を制覇しており、2011、12年のスプリンターズSではラッキーナインで2年連続掲示板を確保するなど、日本競馬を熟知するベテランの力は、本馬にとっても大きな味方に違いない。

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